Hello Teaching

・一般的な塾の指導は学校の理科授業で行う指導と違うと思います。中学校の先生方に意識していただきたいことは、上述した物化生地(物理・化学・生物・地学)の各領域における目指す概念を念頭に指導を行っていくということです。

 例えば、石灰水を入れたしゅうきビンに二酸化炭素を吹き込むとき、「白くにごる」という結果だけをみるだけでは、化学の物質概念をイメージさせていくことは難しいのです。生徒たちには、「どのように変化しているのか」「白く変わっていくところがどの部分なのか」などの視点を与えることで、「二酸化炭素は空気より重いため、石灰水の上側に変化が見られる。」など、そういった目には見えない二酸化炭素の性質を間接的に見いだすことができるのです。

 したがって、学校の理科指導では、化学分野では物質の変化を時系列によりよく観察することが大事です。そのことを生徒にも教えていくことで、生徒たちは探究心をもって積極的に取り組んでいけるようになると思うのです。

、県の教育課程の研修会で講師をつとめたとき、中学校の理科の先生に話をさせて頂きました。そのときに、4領域における概念について説明したことがありました。8月の部活動の指導が重要な時期で貴重な時間を使っての研修会でしたので、日々の授業に役立てることができればと思って先生方にお話ししました。退屈そうに話を聞いている人は1人もいませんでした。皆、私の話を真剣に聞いてくれたことを思い出します。

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